北海道9区 区域
室蘭市、苫小牧市、登別市、伊達市、胆振総合振興局管内、日高振興局管内
北海道9区 情勢分析
小選挙区制施行以降、鳩山由紀夫さんが議席を占めていた選挙区。
鳩山さんは2009年の総選挙において、小選挙区制が始まって以来初の得票数20万超えを果たし、その後北海道選出の国会議員として史上初となる内閣総理大臣に指名された。
この選挙で鳩山さんが獲得した得票数は、201,461票で、2021年の第49回衆議院議員総選挙で河野太郎さん(神奈川県第15区)が210,515票を獲得するまで最多得票数であった。
2012年の総選挙で鳩山さんが政界引退すると、リレハンメル五輪スピードスケート男子500m銅メダリストで元道議会議員の堀井学さんが自民党から出馬し初当選、自民党としても初議席確保、以後、堀井が3選を果たしている。
前々回(2017年第48回衆議院議員総選挙)では、堀井さんが議席を守り3選、山岡達丸さんが希望の党から出馬して比例復活し、北海道で唯一の希望の党の議席獲得となった。
前回(2021年第49回衆議院議員総選挙)では、堀井さんと立憲民主党に移籍した山岡さんと日本共産党候補者の3名による戦いの予定だったが、衆議院解散直後に共産党が野党候補一本化のため候補者撤退を表明した。
堀井さんと山岡さんの一騎打ちの戦いは、山岡さんが4度目の挑戦で堀井さんに勝利し、小選挙区初当選、堀井さんは比例復活に回った(惜敗率94.12%)。
2023年7月、共産党は独自候補として、前洞爺湖町議の立野広志さんの擁立を決定した。これによって、北海道9区で前回実現していた野党統一候補の擁立が次回は実現しないことになった。
北海道9区 次期衆議院選挙(第50回衆議院議員総選挙)予測
次期衆議院選挙(第50回衆議院議員総選挙)では、共産党から立野さんの出馬が明らかとなり、野党票が分裂する可能性があり、堀井さんが優位に立つ可能性がある。
【北海道9区予想】第50回衆議院議員総選挙
立憲民主 | 山岡達丸(現) | ▲ | |
自民党 | 堀井学(比現) 惜敗率94.12% | △ | |
共産党 | 立野広志 |
(予測は2023年9月20日現在)
以上