北海道10区 区域
夕張市、岩見沢市、美唄市、芦別市、赤平市、三笠市、滝川市、砂川市、歌志内市、深川市、留萌市、空知総合振興局管内、留萌振興局管内
北海道10区 情勢分析
小選挙区制施行以降、元民社党副委員長の小平忠さんを父に持つ民主党の小平忠正さんが議席を占めていた選挙区。2009年の総選挙まで5選を果たし、北海道における民主王国の一翼を担った。
2012年の総選挙で自民党は当初、岩見沢市長の渡辺孝一さんを出馬させる予定だったが、前回の衆院選で比例代表北海道ブロックから選出された公明党北海道本部代表の稲津久さんも出馬の意向を表明したため、自民党は渡辺さん擁立を見送る方針を決定。
これに反発した渡辺さんは、無所属での出馬を検討したが、党内での調整により、北海道10区には稲津さんが、渡辺さんは比例代表北海道ブロック単独1位での出馬が決まった。
この選挙時に小平さんは現職の国家公安委員長だったが、民主党への逆風を受け、落選、比例復活もならなかった。
稲津さんの当選によって、公明党は北海道の小選挙区で史上初の議席獲得を果たし、以後4選(2009年比例当選と合わせて5選)。
前々回(2017年第48回衆議院議員総選挙)では、その前の衆院選から小平さんの後継として出馬した元小平さん秘書の神谷裕さんが共産党と連携し、野党統一候補として出馬した。
これに反発した小平さんが「共産党と連携した立憲民主党には政権を任せられない」として稲津さんへの支持を表明し、稲津さんが僅か513票差で神谷さんを下し、神谷さんは比例復活に回った(惜敗率99.47%)。
前回(2021年第49回衆議院議員総選挙)でも、稲津さんが勝利、神谷さんはまたも比例復活に回った(惜敗率85.41%)。
北海道10区 次期衆議院選挙(第50回衆議院議員総選挙)予測
次期衆議院選挙(第50回衆議院議員総選挙)は、稲津さんと神谷さんが一騎打ちで、互角の戦い。
【北海道10区予想】第50回衆議院議員総選挙
公明党 | 稲津久(現) | △ | |
立憲民主党 | 神谷裕(比現) 惜敗率95.41% | △ |
(予測は2023年9月20日現在)
以上