秋田3区 区域
横手市、由利本荘市、湯沢市、大仙市、仙北市、にかほ市、仙北郡(美郷町)、雄勝郡(羽後町、東成瀬村)
秋田3区 情勢分析
小選挙区制実施当初は、自民党で、郵政大臣、運輸大臣、内閣官房長官などを歴任した村岡兼造さん(9期、2003年政界引退、2019年死去)と、御法川英文さん(4期、2003年死去)がコスタリカ方式を取っていた。
2003年の総選挙前に御法川さんが死去したことにより、村岡さんはコスタリカ方式が解消されたと判断し、小選挙区で出馬したことに御法川陣営が反発、長男の御法川信英さんを擁立した。
弔い合戦という形になった御法川さんが勝利し、初当選。村岡さんは落選し、比例復活もならず。そのまま政界引退した。
2005年の総選挙以降は、村岡さんの次男の村岡敏英さん、自民党の御法川さん、民主党の京野公子さんの三つ巴での争いを展開した。
民主党が大勝利をおさめ政権交代が実現した2009年の総選挙では、民主党の京野さんが初当選するが、京野さんの当選はこのときのみ。自民党の御法川さんは比例復活もならず。
民主党が全国的な逆風にさらされ、自民党優勢だった2012年の総選挙では、自民党の御法川さんが当選(3選)、日本維新の会から出馬した村岡さんは比例復活で初当選した。
2014年の総選挙でも、小選挙区で御法川さんが当選(4選)したが、維新の党から出馬の村岡さんが前回よりも票数を伸ばして再び比例復活(2選)で当選した。
前々回(2017年第48回衆議院議員総選挙)は、自民党の御法川さんが小選挙区で当選(5選)、希望の党から出馬した村岡さんは、比例復活もならず落選した。
村岡さんは、2020年12月の秋田県知事選挙に出馬したが、現職の佐竹敬久さんに敗れ落選した後、2021年の総選挙への出馬は見送り、2022年の参議院議員選挙に秋田県選挙区から無所属(国民民主党推薦)で出馬したが、自民党現職の石井浩郎さんに敗れ落選した。
前回(2021年第49回衆議院議員総選挙)は、村岡さんが立候補を見送ったため、御法川が共産党の候補者を大差で破り圧勝した(6選)。
秋田3区 次期衆議院選挙(第50回衆議院議員総選挙)予測
次期衆議院選挙(第50回衆議院議員総選挙)では、野党候補の顔が全く見えてこない。現状では、御法川さんにとっては相手すら見えず、優位としか言いようがない。
◆2023年9月22日更新
報道によれば、元衆院議員の村岡敏英さんが、次期衆院選の秋田3区に国民民主党から出馬を検討していることが分かった。10月上旬にも最終判断すると、関係者が22日、明らかにした。
【秋田3区予想】第50回衆議院議員総選挙
自民党 | 御法川信英(現) | ◯ | |
野党 | 未定 |
(予測は2023年9月22日現在)
以上