青森1区 区域
青森市、むつ市、東津軽郡(平内町、今別町、蓬田村、外ヶ浜町)、上北郡(野辺地町、横浜町、六ヶ所村)、下北郡(大間町、東通村、風間浦村、佐井村)
青森1区 情勢分析
かつては、自民党の津島派の領袖で、厚生大臣や自民党税制調査会長を務めた津島雄二さんの地盤だった選挙区。
小選挙区制施行以降、津島さんが連続当選していたが、2009年の解散総選挙を目前に政界引退を表明、公募という形で後継者として息子の淳さんを立候補させようとするが、世襲批判を受け、自民党からの公認は得られなかった。その結果、保守勢力が分裂し、升田世喜男さんも保守系無所属で出馬した。この保守分裂を受けて、民主党の横山北斗さんが議席を奪った。
2012年の総選挙は自民党優勢の中、津島淳さんはついに自民党公認を受けて初議席を獲得した。2014年の総選挙でも津島さんは議席を確保したが、維新の党から出馬した升田さんが僅差に詰め寄り、比例復活での初議席を獲得した。
前々回(2017年第48回衆議院議員総選挙)からは区割りが変更され、自民党内の候補者調整が難航したが、コスタリカ方式を採用、津島さんと旧2区を地盤にしていた江渡聡徳さんが交互に立候補することで決着した。江渡さんは比例東北ブロックから単独立候補し、一方、選挙区では津島さんが票を大幅に伸ばし3選、升田さんは比例復活もならず落選した。
前回(2021年第49回衆議院議員総選挙)では、津島さんが比例東北ブロックで当選、江渡さんも選挙区で升田を圧倒、8度目の当選を果たした。
青森1区 次期衆議院選挙(第50回衆議院議員総選挙)予測
次期衆議院選挙(第50回衆議院議員総選挙)では、自民党のコスタリカ方式の継続が見込まれるため、選挙区では津島さんが、比例東北ブロックから江渡さんが出馬する見通し。立憲民主党の升田さん、共産党の斎藤美緒さんとの戦いとなるが、津島さんが優勢か。
【青森1区予想】第50回衆議院議員総選挙
自民党 | 津島淳(現) | ◯ | |
立憲民主 | 升田世喜男 | ||
共産党 | 斎藤美緒 |
(予測は2023年9月20日現在)
以上