福島県 衆議院福島4区

衆議院福島4区 次期(第50回)衆議院議員総選挙当落予測

福島4区 区域

いわき市、相馬市、南相馬市、双葉郡(広野町、楢葉町、富岡町、川内村、大熊町、双葉町、浪江町、葛尾村)、相馬郡(新地町、飯舘村)

福島4区 情勢分析

新たに衆議院小選挙区の区域が改定される選挙区。

旧1区の福島市、伊達市、伊達郡と旧2区の二本松市、本宮市、安達郡を合わせて新1区とし、旧1区の残余の区域と旧5区を合わせて新4区とした。

旧5区の区域がメインの選挙区のための、旧5区の過去分析を行う。

福島県の浜通り南部を区域とする選挙区で、自民党の坂本剛二さんと吉野正芳さんがコスタリカ方式によって議席を保持していた。

民主党が大勝利をおさめ政権交代が実現した2009年の総選挙では、民主党から出馬した吉田泉さんが小選挙区で初当選し、自民党から小選挙区で出馬した坂本さんは比例復活もならず落選した。

民主党が全国的な逆風にさらされ、自民党優勢だった2012年の総選挙では、吉野さんが比例中国ブロックに移ったため、再び自民党・坂本さんと民主党・吉田さんとの対決となったが、坂本さんが小選挙区で勝利し(7選)、吉田さんは比例復活に回った(4選)。

2014年の総選挙では、自民党の吉野さんが小選挙区から出馬し当選(6選)したが、坂本さんは、比例近畿ブロック40位での出馬となり落選した。

民主党の吉田さんは比例復活もならず落選したが、2017年7月、民進党の郡和子さんの仙台市長選挙立候補に伴う退職(自動失職)により、次点だった吉田さんが繰り上げ当選した(5選)。

吉野さんは、2017年4月に東日本大地震に関する東北地方の被災地への問題発言を理由に更迭された今村雅弘さんの後任の復興大臣に任命され、初入閣を果たした。

前々回(2017年第48回衆議院議員総選挙)は、自民党は坂本さんが総選挙前に政界引退を表明したため、吉野さんが小選挙区で出馬し、希望の党から出馬した吉田さんを破って当選(7選)。吉田さんは、政界引退を表明していたが撤回し、希望の党から出馬したが落選、国政からの引退を表明した。

前回(2021年第49回衆議院議員総選挙)では、自民党の吉野さんが野党統一候補の共産党・熊谷智さんとの一騎打ちに圧勝して8選。立憲民主党は当初、元福島県議会議員の鳥居作弥さんを公認候補として内定していたが、共産党との調整により比例東北ブロック単独での立候補となったが落選した。

福島4区 次期衆議院選挙(第50回衆議院議員総選挙)予測

次期衆議院選挙(第50回衆議院議員総選挙)では、自民党の吉野さんと共産党の熊谷さんが前回に続き立候補の見通し。

また、2023年7月に日本維新の会が福島4区に新人でいわき市の60代会社役員男性を擁立する方向で調整に入ったとの報道があったが、現時点での正式決定はない。

現時点では、現職の吉野さんが優位。

【福島4区予想】第50回衆議院議員総選挙

自民党吉野正芳(現)
共産党熊谷智

(予測は2023年9月23日現在)

以上

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