北海道11区 区域
帯広市、十勝総合振興局管内
北海道11区 情勢分析
かつて「北海のヒグマ」と呼ばれ、タカ派議員として知られた中川一郎さんから続く中川家の地盤で、その圧倒的な強さから「中川王国」とまで呼ばれた選挙区。
その地盤を受け継いだ中川昭一さんは、中選挙区時代を含め連続8回当選。小選挙区になって以降も、圧倒的な強さを誇ってきた。
2009年に民主党が圧勝した総選挙において、民主党の石川知裕さんが中川さんを破り、中川さんは比例復活もならず、46年間続いた「中川王国」は崩壊した。
2009年10月に中川昭一さんが56歳の若さで急逝したため、次の選挙では中川さんの妻郁子さんが自民党から出馬した。
一方、石川さんも陸山会事件に絡む政治資金規正法違反で逮捕、起訴されたことを受けて民主党を離党したが、新党大地に鞍替えして出馬した。
結果は、中川さんが石川さんを破り初当選し、石川さんは比例復活に回った。
前々回(2017年第48回衆議院議員総選挙)は、石川さんの有罪判決により公民権停止状態であったため、妻の香織さんが立憲民主党公認で立候補し、中川さんを破り初当選した。中川さんは、比例復活もできなかった。
前回(2021年第49回衆議院議員総選挙)も前々回同様、石川さんと中川さんの一騎打ちとなり、石川さんが勝利したものの、中川さんは票差を縮めて比例復活を果たした(惜敗率93.22%)。
北海道11区 次期衆議院選挙(第50回衆議院議員総選挙)予測
次期衆議院選挙(第50回衆議院議員総選挙)でも石川さんと中川さんの一騎打ちが予想されるが、石川さんがやや有利か。
【北海道11区予想】第50回衆議院議員総選挙
立憲民主 | 石川香織(現) | △ | |
自民党 | 中川郁子(比現) 惜敗率93.22% | ▲ |
(予測は2023年9月20日現在)
以上