宮城5区 区域
気仙沼市、登米市、栗原市、大崎市、加美郡(色麻町、加美町)、遠田郡(涌谷町、美里町)、本吉郡(南三陸町)
宮城5区 情勢分析
新たに衆議院小選挙区の区域が改定される選挙区。
旧4区から加美郡を除いた区域と旧5区の石巻市、東松島市、宮城郡松島町、黒川郡大郷町、牡鹿郡を合わせて新4区とした。
旧4区の加美郡、旧5区に属する大崎市の区域、旧5区の遠田郡、本吉郡と旧6区を合わせて新5区とした。
中選挙区時代から菊池福治郎さんと、初代環境庁長官を務めた大石武一さんを父に持つ大石正光さんが議席を争ってきた。
小選挙区制実施以降、唯一「再補欠選挙」が行われた選挙区である。
1996年の総選挙で、菊池さんは当選するも、菊池さんの長男が選挙違反で逮捕、連座制の対象となった菊池さんは議員辞職。そのまま政界引退した。
その補欠選挙では、菊池さんの遠縁にあたる小野寺五典さんが菊池さんの後継として自民党候補で出馬し、無所属の大石正光さんを破り、初当選した。
しかしその後、小野寺さんも公職選挙法違反が発覚し、2000年に議員辞職に追い込まれる。
このため、史上初の再補欠選挙が行われ、民主党から出馬していた大石さんが初当選し、同年の総選挙でも再選された。
2003年に公民権停止期間が終了した小野寺さんが自民党から再出馬し、以降、小選挙区で7連勝した。
小野寺さんは、自民党に猛烈な逆風が吹き、民主党への政権交代が実現した2009年の総選挙でさえも、比例復活すら許さない大差で圧勝し、宮城県内で唯一自民党が議席を守った選挙区となった。
小野寺さんは、2012年の総選挙後に発足した第2次安倍内閣で防衛大臣に任命されて初入閣を果たした。2017年8月には、第3次安倍第3次改造内閣で再び防衛大臣に起用された。
前々回(2017年第48回衆議院議員総選挙)、前回(2021年第49回衆議院議員総選挙)でも小野寺さんが、共産党の新人候補者を寄せつけず圧勝。
宮城5区 次期衆議院選挙(第50回衆議院議員総選挙)予測
次期衆議院選挙(第50回衆議院議員総選挙)は、衆議院小選挙区の区域改定により、宮城県内の選挙区が6から5に削減されたため、旧6区は廃止、その主要な地域が、新5区となって行われる。自民党の小野寺さんが、野党候補者を寄せつけない盤石の体制だ。
【宮城5区予想】第50回衆議院議員総選挙
自民党 | 小野寺五典(現) | ◯ | |
共産党 | 未定 |
(予測は2023年9月20日現在)
以上